夜更けの海猫

どこでもないどこかにある、珈琲店の独り言

第3回:ポール・オースターと帽子の人

アメリカの作家、ポール・オースターが先日亡くなった 彼の作品は多岐に渡り、私は全てを網羅している訳ではないが(熱心なファンの人がいたら申し訳ないぐらいの駄文を失礼) アメリカ、ニューヨーク、ブルックリンの 陽の当たる部分ではなく、どちらかと言え…

第2回:続・喫茶店とチェット・ベイカー

夕方近くの茶店 オレンジ色の白熱灯で照らされる、雑然としつつも独特の世界観が完成している店内 まばらなお客さんたちの談笑 そんな中、少し居心地のわるい(失礼)椅子に座り、テーブルの上の文庫本や新聞、雑誌等の読み物を、読んでるんだか読んでないんだ…

第1回:喫茶店とチェット・ベイカー

喫茶店とジャズは何故相性が良いのだろうか というのも 私の師は、口癖のように 「喫茶店はジャズを流したほうが(お客が)入るし回転するんだよ」 とよく言っていた そのマスターの店はその世界観故に、開店当初からクラシックしか流さないので、少し皮肉を含…